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公募型共同研究

公募型共同研究の目的

中小企業のIoT活用による生産性の向上やIoT関連の製品開発を支援や一部の研究種類(IoTソリューション研究など)では実証実験を実施し、中小企業がIoT技術導入の参考として活用できるようなロールモデルの確立を目指すこと。

2024年度から新事業での公募型共同研究を募集
「クラウドと連携した5G・IoT・ロボット製品開発等支援事業」

公募型共同研究の概要

公募型共同研究とは、東京都立産業技術研究センター(都産技研)が、

  • 事業化の実現可能性が高い開発テーマを広く募集
  • 採択された研究開発を中小企業へ委託【委託研究として委託費を提供】
  • その研究開発の一部を分担(都産技研が保有するシーズの活用や施設・設備の利用等)

をすることによって製品化を目指す共同研究です。

2024年度からは「クラウドと連携した5G・IoT・ロボット製品開発等支援事業」として、クラウド活用した製品開発をテーマに共同研究を行っています。

共同研究体制

公募型共同研究

2024年度募集概要(ご参考)

開発型研究 実証型研究
研究の種類 製品化やサービス提供等を目指す研究開発 フィールド実証実験を通じて製品化やサービス提 供等の事業化を目指す研究開発
申請対象者 東京都内に登記簿上の事業所があり、日本国内に活動拠点を構える中小企業者。または、その中小企業者を代表申請者注1とし、中小企業、中堅企業、大企業、大学等の複数の法人で構成された共同体。
研究テーマの要件 クラウド活用を前提とした通信機器・IoT製品・ ロボットの製品化やサービス提供等を目指す研究開発。研究終了後、概ね1年以内に製品化。 クラウドを活用した通信機器・IoT製品・ロボット のフィールド実証実験から、製品化やサービス提供等の事業化を目指す研究開発。
研究終了後、概ね6か月以内に事業化。
研究開発期間 2024年12月1日から最長1年間(2025年11月30日まで)
委託上限額 1テーマあたり5,000万円注2(消費税含む)

募集時期

募集はホームページ及び東京都IoT研究会会員メール注3にてお知らせいたします。

  • 注1:「実証型研究」のみ、代表申請者が中堅企業または大企業も可。ただし、創出される事業は中小企業が主体となって行うこと。
  • 注2:「実証型研究」において、代表申請者が中堅企業または大企業の場合、全体経費の70%以上を中小企業者が使用すること。
  • 注3:東京都IoT研究会会員メールを受け取るには会員登録が必要です。

2025年度採択テーマ

2025年度は2社の案件(クラウドと連携した5G・IoT・ロボット製品開発等支援事業)を採択しました。

専門知識不要で建築現場全体をカバーする次世代メッシュWi-Fiシステムの開発

ソナス株式会社

専門知識不要で建築現場全体をカバーする次世代メッシュWi-Fiシステムの開発

次世代通信技術を活用したソリューション研究

課題

高層建築現場での無線ネットワークの課題
● 階層間の通信が不安定で、既存のWi-Fiやメッシュ技術ではエリアカバーに限界がある。
● 設置・運用に専門知識が必要で、現場での導入が困難。
加えて、BIM/CIMの活用やネットワークカメラの利用など建設DX推進においては安定した通信環境が不可欠。

解決方法

ソナスの高信頼無線「UNISONet」とWi-Fiを融合し自動で最適化されるメッシュWi-Fiネットワークを構築し、高層建築物への展開および遠隔管理を実現。建設DXのサポートする。

設備一括監視AI・IoTシステムの実用化

株式会社MAZIN

設備一括監視AI・IoTシステムの実用化

次世代通信技術を活用したソリューション研究

課題

生産現場において、生産設備の老朽化や熟練技術者の減少により、設備の故障予兆や稼働状況の把握が困難になっています。これにより生産性の低下や突発的なトラブルの発生を見逃すリスクがあります。

解決方法

生産設備にセンサーを設置し、稼働データ(振動、電流、温度など)に紐づく品質データ(製品画像、重量、寸法など)を収集して一括監視するAI・IoTシステムを実用化することです。これにより、故障予兆を検知して事前保全を可能にし、生産ラインの安定稼働と効率化を実現します。

2024年度の採択テーマ

2024年度採択テーマ

~IoT活用チャレンジ事例

2024年度は3社の案件(クラウドと連携した5G・IoT・ロボット製品開発等支援事業)を採択しました。