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支援事例(公募型共同研究)

イービストレード株式会社

企業概要

イービストレード株式会社は、2000年にIT分野での事業立ち上げを目的として設立されました。現在では、ITを中心とした生活産業事業、機器システム事業、環境事業、オートサービス事業、メディカル事業、イベントPR事業など、幅広い事業を展開しています。

導入効果

顧客からは故障時の迅速な対応とライフサイクルコスト(LCC)の低減への期待が大きく、問合せや引き合いが増えています。装置の稼働状況がリアルタイムで見えるので、社内では装置の改善や新製品の企画がデータをもとに議論できるようになりました。

開発のきっかけ

イービストレード株式会社が開発した水質改善装置「ジェット・ストリーマー」の運用において、不具合発生時の発見から対処までのリードタイムやダウンタイムにかなりの時間を要していました。また24時間の連続稼働や、現地での定期的なメンテナンスで遠方へ人員を派遣するなど、維持管理コストが膨らんでいることなどが課題でした。
装置の稼働状況をIoT技術を用いて可視化することで、それらの課題を解決できるのではないかと考えました。水質改善装置についての技術や知見はあるものの、IoTに関しては未経験。そこで都産技研のIoTソリューション共同研究に応募し、研究開発がスタートしました。

概念図

事業内容

本研究では、水質改善装置において特に故障のインパクトの大きい駆動水ポンプの状態診断に重きを置き、IoTシステムを構築しました。多彩なセンサを使用した実験の後、圧力計と電流計にしぼり駆動水ポンプのモニタリングを可能にしました。また水質計を用い、マシンデータだけでなく水質データも取得できるようにしました。これらのデータは、IoTユニットのゲートウェイを通じて3G/LTE通信によりクラウドに送信され、遠隔で可視化できます。実証試験を都内2ヶ所の河川で行い得られたデータから本装置の有用性がみられました。
さらにIoT導入への投資対有効性をみるものとして装置のライフサイクルコスト(LCC)を分析する手法を開発し、IoT導入によるコスト面での効果が明らかになりました。

今、そしてこれから

都産技研のサポートもあり、製品化の段階まで達することができました。今後はIoT機能を標準装備した装置の販売を進めていきます。2020年度中に新規で5台以上、5年後には20台以上の導入を目標に掲げています。
また装置の稼働状況をリモートで把握できるという特性を最大限に活かし、海外展開も積極的に行っていきます。

動画の説明

水質を改善する装置「ジェット・ストリーマー」の運用時、メンテナンスに時間がかかることや人員派遣などに伴う維持管理・コストが課題となっていました。
動画内では、この課題を解決するためにIoTを導入し、遠隔で装置の稼働状況を可視化出来るだけでなく、機械・水質データを取得可能なことが確認出来ます。